The Big Book of Madness / 大いなる狂気の書
Maxime Rambourg 作 2015年
2~5人 12歳以上 60~90分
[概要]
この「四大元素の学院」の地下には、世界で最も大きな魔法図書館が隠されています。その書庫にある大魔導書「大いなる狂気の書」からパワーを得ようと表紙を開いたとき、その過ちに気付きました。「大いなる狂気の書」は一種の牢獄であり最凶の魔法モンスターが封印されていて、本を開くことによりそれらを解き放ってしまったのです。あなたたちは急いで周囲の書庫から最適な呪文を習得して脱出しなければなりません。しかし相手は最凶のモンスター。一目見るだけで狂気に陥ってしまうかもしれません。
[セットアップ]
[大まかなゲームの流れ]
四大元素のカードでデッキを構築して、呪文を覚え発動し、呪いを破壊しながら6体目のモンスターを倒す協力ゲームです。手札6枚の全てが狂気カードで埋まるとそのプレイヤーは脱落します。
[ルールと感想]
まずは8人のキャラクターから自分のキャラクターを選びますが、この既視感・・・はいペルソナですね。非常に個性豊かで、最初に持っているカードもそれぞれ違います。
基本的には自分のデッキからカードを引いて、四つの元素(火、風、土、水)のカードをプレイして自身のデッキを強化する。もしくはモンスターの呪いを破壊する、しのぐ。そして6体目に出てくる、ラストモンスターの呪いを破壊すればプレイヤーの勝利出来なければプレイヤーの敗北です。
呪いの破壊は指定された元素のカードをプレイするだけですが、これがなかなかシビア。最高人数である5人でプレイすると、ラスボスまでにたった6回しか手番が回ってこないので、デッキを強化する時間すらないです。
※一枚の呪いを解除するのに四つの別々の、あるいは同じ四つの元素が必要。呪いはどんどん実行されてゆっくりデッキを作るヒマはありません。
ラスボスは5つの呪いを破壊しなければゲームオーバーです。
※この場合、全ての元素の数が6個ずつカードで揃えられなければ「おしまい」です。
さらに治療しないとどんどん手札にたまっていく狂気カード
※手札の6枚が狂気カードになってしまうとそのプレイヤーは脱落です。
協力系のボードゲームはだいたい勝利の難易度が高く、失敗の可能性も高くなっていますが、このゲームももちろん簡単ではありません。呪いを完全に避けるのはほぼ不可能だし狂気カード容赦なくたまっていきます。しかしギリギリ生き残ることはできます。だけど生き残るのが目的ではなく最後のモンスターを倒すためにはデッキの構築や魔法の習得も非常に重要になるのです。あー序盤で呪い受けまくって絶対クリア無理!と、あーラストギリギリ倒せそうじゃない?のバランスがとてもよくできたゲームだと思いました。
[動画]
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