ボードゲームのメモ帳

自分自身の理解を深めるメモのようなもの

CONSTANTINOPOLIS / コンスタンチノープル

Giancarlo Fioretti 作 2010年
2~5人 13歳以上 90分

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[概要]
6世紀までに、コンスタンチノープルは古代で最大の商業都市として成長していました。金角湾とマルマラ海の間の要所に位置し、ヨーロッパがアジアと接する地であったコンスタンチノープルは、古代ローマの後任として非常に重要であり、中世を通してヨーロッパ最大にして最も裕福な都市でした。この都市は“都市の女王”という名でも知られています。

プレイヤーはコンスタンチノープルの商人となり多種の商品を生産して輸出し、都市の市場や他の商業施設に売却することで富を増やすことに務めます。

 

[大まかなゲームの流れ]
最長9ラウンドが行われる中で、自身のプレイヤーボード上で、施設を購入、様々な商品を生産し市場では商品の売買を行います、船で商品を運び、お金を増やし名声点を競います。

 

[ルールと感想]
ゲームの進行は最大で9ラウンド(途中で終わる事もある)各プレイヤーが毎ラウンドできる手順は8フェイズまであります。これらは手順番通りにおこなうものもありますが、同時進行で進むものもあり、さながら市場の賑わいを再現したような状態になることも。8フェイズといってももちろんお金や生産物がなければやれる事は限られます。まずは建物の購入。

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※赤いタイルは生産建物、黄色いタイルは商業建物。左上に表示された金で自分のボードに配置しその効果の恩恵を受けます。(タイルは必ずしも全プレイヤー分の枚数があるわけではありません)

購入した建物はプレイヤーボードに好きなように並べていきます。

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※プレイヤーボード。最初は一つしかない生産建物(左)も、ゲームが進むにつれ充実して(右)様々な生産品を作れるようになります。

そしてコンスタンチノープルといえば市場。自分で生産した商品を売り買いして金をためたり、あるいは寄付をして名声点を稼ぎます。

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※市場は毎ラウンド変化し、生産物の売値、買値は常に変動します。

契約として船で生産した商品を運び、金と名声点を手にいれます。最大の大きさの船を購入すれば資源を8個まで運べます。

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※船で生産品を運びお金と名声点を稼いでいきます。写真の船が港に着けば41金と2名声点が手に入ります。


文章を読ませるようなカードは一切無く、とにかくシンプルに拡大生産していきます。他プレイヤーを邪魔するようなプレイも特別ありません(役人の競りくらい)短いラウンド数の中で、いかに名声点を稼いでいくか方向性を決めていかなければ中途半端な状態でゲームを終える事になってしまいます。この手のゲームの中ではシンプルで覚えやすいのではないかと思いました。

 [動画]

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購入/東北ボードゲームフリーマーケット
値段/円
状態/中古